三菱UFJ銀行とリクルートの合弁会社から新しいスマホ決済「エアウォレット」がリリースされました。
エアウォレットはPayPayやd払いなどとは違い還元率が0%で、どちらかというとPringに近いスマホ決済アプリです。
そうなるとポイ活ユーザーからするとどうでもいい気もしますが、市場の競争環境が激しくなるとその分プロモーションも激しくなるので、ユーザーとしては悪くないのです。
なので知識としては頭に入れておきましょう。
エアウォレットとは
特徴
還元率0%のスマホ決済アプリです。最大の特徴は0.99%というめちゃ低い決済手数料です。ほかのスマホ決済では3%前後の決済手数料がかかるのでその差は約2%です。
企業の営業利益を10%と想定すると、その2%の差は実に大きいことがわかります。
ポイント還元のプロモーションを行わないことで、その分手数料を低く抑えることができているのです。
つまり、エアウォレットはユーザーメリットよりも、企業メリットが強い決済アプリです。
ユーザーメリット
ではユーザー側のメリットはないのか、というと決してそんなことはありません。
出金手数料、送金手数料が無料なのでネットバンク的な使い方がよいと思います。

特に年配の人は銀行に絶大なる信頼を置いているので、三菱UFJ系列のアプリということで親子でのお金のやり取りに使えると思います。

今後の展開
業界最低水準の手数料を強みに小売店や流通への導入を推し進めていくことでしょう。実際に無印良品のMUJIPayに導入されることが決定しています。
小売店は決済を通して顧客の購買情報をより緻密に把握することでパーソナライズマーケティングを実施することにあるので手数料が低いに越したことはありません。
むしろクレカ払いよりもエアウォレット払いを優遇するキャンペーンがあるかもしれません。
そういえば銀行系スマホ決済アプリと言えばJ-coin Payがありますが、こちらの運営会社はみずほ銀行です。2021年はみずほ銀行の評判が地に落ちたので止めといたほうがいいかもしれません。
とはいえ、J-coin Payの基盤はPringから購入しているようなので大丈夫だと思いますが。