JALはJGW(JAL Global WALLET)というPayアプリをしていますが、ANAもANA PayというPayアプリをリリースしています。
ANA Payはクレジットカードを紐づけてアプリのバーコードを読み込んで決済するモバイル決済アプリです。還元率0.5%(200円で1マイル)ですが、通常1マイル2円で計算されるので実質1%と考えてもよいかもしれません。

ANA Payの概要
ANA Payとは、その名の通りANAが運営するクレジットカードで事前チャージ型のモバイル決済システムです。専用アプリではなく、ANAマイレージクラブアプリの一機能として利用することができます。
決済によって貯まるのはポイントではなくて「マイル」が貯まるので、ANAマイラーにとっては活用しがいのあるモバイル決済です。200円で1マイルの還元率0.5%なので月に10万円利用すると500マイル、年間で6000マイル貯められるアプリです。
入会金も年会費も無料なので始めやすいですし、マイルが直接貯まるのでポイントでよくある使い損ねのポイント失効もないのが特徴です。

ANA Payのメリットとデメリット
ANA Payのメリットとは
1.マイル還元率0.5%
ANAPayで貯まるのはポイントではなくて、マイルを直接貯められるところです。d払いのdポイント、auポイントのポンタポイントでは還元率0.5%(200円で1ポイント)ですが、ANAPayではマイルの還元率が0.5%(200円で1マイル)貯まることができます。
ANAの1マイルは使い方によっては1円以下の場合もあれば15円以上にもなるので、還元率0.5%はなかなかの爆発力があるといえるでしょう。
2.ポイント失効防止
ポイントを貯めてマイルに交換、という方法を取っているとついついポイントを失効してしまったという経験はありませんか。失効してしまうと努力が水の泡になってしまいます。
とはいえ複数のポイントを貯めていると、管理が行き届かずにポイントが失効してしまったことはないでしょうか。
ANA Payではマイルが直接貯まるのでポイント失効自体を回避することが可能です。
主業が忙しい陸マイラーにとっては活用しやすいモバイル決済と言えると思います。
3.ANAマイルプラス加盟店なら還元率1%
ANA Payは3階建ての構造でマイルが貯まります。①チャージ②決済➂ボーナス の3階建てです。
①まずチャージで貯まるマイル。
後述する通りチャージはJCB限定ですがマイルを貯めるにはANA JCBカードでのチャージが必要です。
カード種類 | 1,000円当たり獲得マイル |
ANA以外のJCBカード | 0マイル |
ANA JCB 一般カード | 1マイル |
ANA JCB ゴールドカード | 6マイル |
ANA JCB プレミアムカード | 11マイル |
②次に貯まるのは決済で貯まるマイルです。
ANA Payで決済することで200円1マイルを貯めることができます。これは支払いをするすべての人が対象です。
➂特定の加盟店での決済によって追加されるボーナスマイルです。
ANAPayマイルプラス加盟店は多くないのであくまでもラッキーとして考えておきましょう。ANA FESTAやANA DUTY FREE SHOPが対象なので、空港での買い物のときはANA Payと覚えておきましょう。


空港での買い物は、意識してないとANAのクレジットカードで払ってしまいそうですが、ANA JCBでチャージしたANA Payで支払うようにしましょう。
ANA Payのデメリットとは
1.チャージはJCB限定
ANA PayはJCBブランドのクレジットカードのみでしかチャージすることができません。VISAやマスターカードでのチャージはできないので、メインカードをVISAやマスターカードにしている人にとっては使いづらい仕様となります。
ANA Payを利用してマイルを貯めるのであればJCBブランドをサブカードとして開設することをお勧めします。普段使いの支払いをANA Payにすることでマイルを貯めるのをさらに加速させることができます。
2.使える利用先が少ない
ANA Payは決済できるお店が限定的なのでPayPayやd払いのように生活費決済のメインとして活用するのは難しいです。
使えるお店はANA PayかSmartcodeのマークがあるところです。ほかにも空港にあるANA FESTAでも利用ができます。空港でのお土産購入の際はたくさん使えます。

利用可能店舗の一例は次の通りです。コンビニはすべて利用できますが、ドラッグストアやスーパーでは一部店舗に限定されています。


もう少し増えてくれるとメイン決済にできるのですが。ANAの加盟店開拓に期待しましょう。
始め方
ANA PayはANAマイレージクラブアプリの一機能として利用することができます。わざわざ専用のアプリをダウンロードする必要がないのはユーザーにとってはうれしい機能です。
初期登録後、アプリ上からチャージをするとすぐに利用が可能です。

