JR東日本が運営しているJREポイントですが、貯められるところは駅の導線以外は少なくためることをおっくうになってしまっている人も多いのではないでしょうか。
ただJREポイントは超お得なポイント制度なので貯めないともったいないです。本記事ではなぜJREポイントを貯めるべきなのか、どうやって貯めるのが効率的なのかを紹介していきます。
なぜJREポイントを貯めるべきなのか
①ポイント使用の用途が広い
Suicaチャージで普段の買い物で使える
言わずと知れたことですが、Suicaはコンビニをはじめとしたさまざまな場所で決済することが可能です。タッチ決済で購入することが可能なので便利ですね
JREポイントはポイントをSuicaにチャージすることができるので、まるで現金のように使うことができるようになります。
モバイルSuicaであれば、Webサイトやアプリから申請したあとモバイルSuica上で受取操作をすることができます。
期限は8日以内で、期限内に受け取り手続きがされなかった場合は、ポイント残高へ戻ることになります。
モバイルSuicaやJREアプリの両方のアプリでの操作が必要なところに注意です。
ふるさと納税できる
JR東日本が運営する「JRE MALLふるさと納税」でポイントを利用してふるさと納税をすることができます。
JRE MALLふるさと納税では、寄付代金の一部をポイント、残りをクレジットカード払いができるので非常に使いやすいことが特徴です。

ちなみにポイント払いでも1%のポイントが付くのでさらにおすすめ!
新幹線の切符を買うことができる
JREポイントが他のサービスと大きく異なる点は、新幹線チケットを買うことができる点です。
えきねっとで新幹線の切符を買うときにJREポイントを充当することができるようになります。
交換ポイントは下表が参考になります。
乗車距離 | 交換ポイント | 具体例 |
100kmまで | 2,160ポイント | 下記以内の距離 |
101~200km | 4,620ポイント | 東京⇔宇都宮、那須塩原 東京⇔越後湯沢 東京⇔軽井沢 |
201~400km | 7,940ポイント | 東京⇔仙台 東京⇔山形 東京⇔長野 |
401km以上 | 12,110ポイント | 東京⇔秋田 東京⇔新青森 |
ルミネ商品券に交換できる
ルミネを運営しているのは株式会社ルミネですが、JR東日本が主要株主として95.1%持っているほぼ完全子会社になります。そういうことでJREポイントの交換先にルミネ商品券があります。
これ実は還元率がかなりよくて下表のようにマックスで1.22倍にすることができます。24,400ポイントの交換が30,000円分になるのです。
ほかにびゅう商品券に交換することが可能ですが、びゅう商品券の場合最高でも0.98倍であり、ルミネ商品券の1.22倍には遠く及びみません。
利用ポイント | ルミネ商品券 | 利用ポイント | びゅう商品券 |
2,000 | 2,000円分(1.0倍) | 1,420 | 1,000円分(0.7倍) |
3,600 | 4,000円分(1.11倍) | 2,420 | 2,000円分(0.82倍) |
5,300 | 6,000円分(1.13倍) | 3,420 | 3,000円分(0.87倍) |
6,800 | 8,000円分(1.17倍) | 5,420 | 5,000円分(0.92倍) |
8,400 | 10,000円分(1.19倍) | 10,420 | 10,000円分(0.95倍) |
16,400 | 20,000円分(1.21倍) | 20,420 | 20,000円分(0.97倍) |
24,400 | 30,000円分(1.22倍) | 30,420 | 30,000円分(0.98倍) |
びゅう商品券では30,000円分に交換するために30,420ポイントが必要でその倍率は0.98倍となりますが、ルミネ商品券の場合24,400ポイントで30,000円分に交換できるためその倍率は1.22倍となります。
かなりお得です。奥さんにルミネ商品券をポンとプレゼントするのも家庭安泰の側面からコスパの良いプレゼントだったりします。

ルミネをよく使う人はもちろん、あまり行かないんだけど化粧品はルミネで買うという人におすすめ!
②1ポイント1円以上で使える
前述の新幹線で使えると書きましたが、新幹線の切符に充当することで1ポイント1円以上で利用することができます。
JALやANAの陸マイラーは1マイルの還元率を競っていますが、同様にJREポイントでも1ポイント=1円以上の価値をもたらすことができます。
たとえば東京⇔仙台間の場合、約10,000円ですがポイントの場合7,940円で購入することができます。つまり約20%引きで購入することができるのです。
③サラリーマンなら会社の経費で貯められる
Suicaは定期券なので会社員勤めの人であれば経費で購入することができます。なので自分の懐を傷めずにポイントを貯められる超おすすめです。
モバイルSuicaで定期券購入で還元率2%
JREポイントWebサイトに登録したモバイルSuicaでモバイルSuica定期券を購入すると、購入額に応じてポイントが貯まります。
他社線利用分が含まれる場合も、購入額全体がポイント計算対象となります。
購入金額50円ごとに1ポイントたまります。公式サイトでの品川駅~横浜駅間では8560円→171ポイントですので、1年間で2052ポイントを貯めることができます。

オフピークポイント
Suica通勤定期券で平日の朝にラッシュ時間帯以外の入場することでポイントがもらえるサービスです。
もともと、通勤ラッシュを減らすための施策として始まりました。
なので、ラッシュ時間帯は乗車駅によって異なるのでそれぞれ確認が必要となります。公式サイトでの確認はこちらから
育児休暇明けの時短勤務の方やパートタイムの方などは導入することをお勧めします。
またフレックス勤務が可能な方はそうするとよいでしょう。
リピートポイント
こちらは回数券に代わるサービスです。回数券とは事前に10回分の乗車料金を払うことで11回分の乗車券を購入することができるサービスがありました。
Suicaが生まれる前の切符時代、よくいくところは回数券を買っていたわけです。回数券の購入者は減り、とはいえ回数券を販売するコストはさほど変わらない中で、サービス変更がありました。
リピートポイントサービスとは、同じ乗車料金の区間(同じ駅でなくてOK)を10回乗車すると1回分の乗車料金分のJREポイントをもらえるサービスです。
JREポイントを効率的に貯める方法
買い物をする
買い物を駅ビルで買うように切り替えることがよいです。駅ビルというと高いイメージがありますが、あくまでもそれは外食や総菜であったりするものです。
駅ビルの中にも、どこで買っても変わらない店舗で買うことがおすすめです。
たとえば、ドラッグストアやユニクロ、無印商品などがあります。こういったお店は店舗の場所に関わらず金額が一緒なのでせっかく買うなら駅ビルの店舗で購入し、JREポイントを貯めましょう。
鉄道利用で貯める
前述ではモバイルSuica定期券で50円当たり1ポイント貯めることができると言いましたが、定期以外でも50円ごとに1ポイントを貯めることができます。
そのため普通のお出かけの鉄道利用の際でもポイントを貯めることができるようになります。

カードタイプだと200円ごとに1ポイント(還元率0.5%)ですが、モバイルSuicaだと50円ごとに1ポイント(還元率2%)ですなのでお得ですね。
都心の外回りの多い営業マンだと会社の交通費で一気にJREポイントを貯めることができます。
家族で貯める
JREポイントは家族それぞれが貯めたポイントを合算することが可能です。パパはモバイルSuica定期券、ママは日用品ポイント、子供は通学定期券で貯めたポイントを合算し、新幹線旅行に行くことができるのです。
ビューカードで貯める
通常の買い物をビューカードにすることでJREポイントを貯めることができます。さらに駅ビルでの買い物をビューカードですることで、最大3.5%ものポイントを貯めることができます。
ちなみにビューカードの家族カードのポイントも合算することができます。
マイナポイントで貯める
2022年ならではですが、マイナポイントを活用しJREポイントを貯めることができます。
マイナポイントを貯める際にJREポイントを指定することで、最大20,000円分のポイントを最速で貯めることができるようになります。

20,000ポイントあれば、東京から仙台や長野の往復新幹線代に充てることができるようになるので、お得に旅行ができますね