2020年7月からリニューアルしたポイント投資

ポイ活人間からするとこのような新しいサービスは、運営元がどこか、が結構気になるものです。残念なことになってしまっては、せっかく貯めたポイントが元も子もないですから。
さてこのStock Point for Connectの運営元はStock Point株式会社という2016年創業のベンチャー企業です。いわゆるフィンテック企業だと思います。
注目する点は株式会社Connectとの業務提携によるサービスリニューアルということです。
ポイントがいつのまにか株になる「StockPoint for CONNECT」本日スタート!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000023540.html
この株式会社Connectは、大和証券が100%子会社として2019年5月に設立しているのです。つまり、Connectは大和証券グループのフィンテックチームの先鋭部隊ということでしょう。
このサービス、大和証券の気合がだいぶ注入されているのでは、と思います。
大和証券グループ本社、新会社「CONNECT」を設立
https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP509597_V10C19A5000000/
What~何ができるの?~
いわゆるポイント投資
できることはいわゆるポイント投資です。なので、Tポイントでのネオモバや、dポイントでの日興フロッギーと同様のものです。


Different~どこが違うのか?~
ポイ活人間のためのポイント投資アプリ
Stock Point for Connectの原資もほかのポイント同様ポイントです。ただし、ほかのポイント投資と違って、複数のポイントを原資とすることが可能です。
2020年8月現在下記のポイントを原資とすることが可能です。
・Pontaポイント
・永久不滅ポイント(セゾンカード)
・ドットマネー(これがポイント)
・ストックポイント(MIポイントから交換可能)

ドットマネーによって、ポイ活の代名詞ともいえる各種ポイントサイトからの交換が可能になります。
ただTポイントもdポイントもドットマネーから等価で交換が可能なので、河原にと言えば変わらないかもしれませんが…。
ゲーム性を取り入れて投資のハードルを下げる仕掛け
ガチャで株が当たる
ガチャがあるポイント投資はあまりないのではないでしょうか。
「大和証券」という社名が入っていないからこそできるものですね。
でもこれは確実に投資のハードルを下げることになるでしょう。
あたるのは1株分のポイントです。つまりミニ株が当たります。
でもミニ株をGetするには、証券口座の開設が必要です。


証券口座の開設ハードルを下げるガチャ
そもそも興味のない潜在ユーザーに始めさせる一番ネックとなるのが、証券口座の開設です。証券口座の開設には、マイナンバー情報と身分証が必要になるからです。
しかしこれはガチャで当選したことで、せっかくならほしいと思わせる仕組みがあります。
本来100株か1000株単位が、議決権があり、かつ優待権利があるのですが、初心者にとっては1株分でもワクワクするものでしょう。
株の購入で街が大きくなる
どうやら保有株に応じて、画面がいろいろと変化するようです。
株価が上昇すると城が建つのでしょうか。まだわかりません。

検索方法
複数の方歩から探すことができます。
検索はしやすそうです。
・都道府県から探す
・テーマから探す
・人気ランキングで探す
・株価上昇/下降順で探す
・企業名で探す

購入できる株
どこも有名企業ばかりで通常のビジネスマンなら知らない企業はないでしょう。それくらい厳選されています。
つまり株売買の経験豊富な方にとってはずいぶんと物足りないことでしょう。
ただ初心者にとっては、ある意味選びやすいのではないでしょうか。
金融系
- オリックス
- ソフトバンクグループ
- 第一生命
- 東京海上
- みずほフィナンシャルグループ
- 三菱UFJ
商社
- 三井物産
- 三菱商事
ETF等
- 原油インデックス
- ジャパンリアルエステイト投資法人
- 上海株式指数
- 純金上場信託
- 日本株ダブルインパース上場投信
- 米国株指数30種
ネット系
- サイバーエージェント
- Zホールディングス(ヤフー)
- ZOZO
- メルカリ
- LINE
- 楽天
- リクルート
携帯電話
- KDDI
- ソフトバンク
- ドコモ
ITシステム
- NEC
- NTTデータ
- 富士通
エネルギー
- ENEOS
- 東京ガス
電気製品等
- ソニー
- ダイキン工業
- 日本電産
- パナソニック
- 日立製作所
- 三菱電機
食品
- 味の素
- カルビー
- キッコーマン
- キューピー
- ニチレイ
- 日清食品
- 日清粉G
- 日本ハム
- 日本水産
- 日本たばこ産業
- マルハニチロ
- 明治ホールディングス
飲料系
- アサヒグループホールディングス
- キリンホールディングス
- コカ・コーラ
- サントリー食品
小売スーパー
- イオン
- Jフロント
- セブン&i
- ニトリHD
- 三越伊勢丹
- 良品計画
- ローソン
衣類・電気小売
- ビックカメラ
- ファーストリテイリング(ユニクロ)
- ヤマダ電機
自動車・バイク
- トヨタ自動車
- 日産自動車
- ホンダ
- ヤマハ発動機
輸送系
- ANA
- JR東日本
- JAL
- 商船三井
- 東急
- ヤマトHD
建設
- コマツ
- 清水建設
- 積水ハウス
- 大和ハウス
- 三井不動産
製造・重工系
- 日本製鉄
- ブリヂストン
- 三菱重工業
ゲーム
- オリエンタルランド
- ゲオ
- スクエニ
- セガサミー
- 任天堂
- バンダイナムコ
外食
- コメダ
- すかいらーく
- 日本マクドナルド
- 吉野家ホールディングス
日用・生活用品
- 花王
- 資生堂
- TOTO
- ユニ・チャーム
- ライオン
精密機器
- オリンパス
- キヤノン
- 富士フイルムホールディングス
化学・薬品系
- 旭化成
- AGC
- 王子HD
- 武田薬品
- 帝人
- 東レ
- 三菱ケミHD
半導体
- キーエンス
- SUMCO
購入画面
あまりにざっくりしすぎ感があります。
四季報までとは言いませんが、もう少し詳しい情報が欲しいですね。



まとめ
このサービス、可能性は大いにあると思います。なんせ大和証券が力入れてますあから。それにロイヤリティマーケティングも力を入れているように感じます。TポイントがSBIとタッグを組んだので負けられないでしょう。
仁義なき戦いですね。
完全に初心者向けのサービスです。
興味あるんだよね~と言いながら、なにもしないタイプの人に向いてそうです。
